施工事例

チェスト　スライドレール　交換、補強修理
2024年2月1日

（引き出し改善後のチェスト）

30年以上お使いのラタンのチェストの引き出しの動きが悪くなり
たまに、中のレールが外れてしまうとのことで
修理のご相談をいただきました。

先に写真で全体や引き出しのレールの感じを送っていただきました。
ラタンに色がついてとても雰囲気のあるチェストで
お客様が気に入っていており、色も自分で何度か塗装しているとのこと。
そこまでのチェストでしたので
なんとか力になれたらと伺って具合を見てきました。

中に入れている衣類がそれなりに重さがあることや
もともと構造的な原因で部材が脱落していたり、あとレールも経年劣化で
車輪が破損しているなどが組み合わさり
不具合が発生しておりました。
（劣化したレール）

（レールの受け材が割れ脱落交換部分）

まだ問題ない引き出しもございましたが
いづれレールも同じように破損するのが想定できましたので
6はい全て交換することにしました。

レールをうける部材が折れてしまったのがありましたので
それは同じような形の部材を製作。
レールは相当前のものでしたので
サイズが合うものがあるか不安でしたが
同じようなサイズの物がみつかりそれを手配。
あと強度的に引き出しを受ける部材が弱かったので
それを受ける補強材を用意して内部に取り付けました。
（レール交換、受け補強）

各引き出し
動きがスムーズになるのを確認して無事終了。
お客様も、こんなに古いものでも
レールが合ってまた強度も高くなり
安心ととても喜んでいただけました。